ゴルフで足がつる・こむら返りの原因は3つ

以前はラウンド中に足がつることなんてほとんどなかったのに、
最近なんだかゴルフのラウンド中に足がつることが多くなってきたな?

そんな悩みを持っていませんか?

足がつる(こむら返りする)ようになるのは、
いくつかの条件にあてはまる状況に遭遇していると考えられます。

具体的には、

  • 電解質バランスの乱れ
  • 水分不足
  • 疲労の蓄積


といった原因があります。


電解質バランスの乱れ

足がつる(こむら返りする)のは、
筋肉の異常収縮が原因です。

筋肉は本来であれば、伸びたり縮んだりる
(弛緩・硬直する)伸縮性があるものの、
筋肉自体は自分で伸び縮みする機能はありません。

筋肉の弛緩・硬直をコントロールしているのが、
脳からの信号を伝達している神経で、
ゴルフ中に限らず足がつる原因は、
神経の働きに問題が起きている可能性が高いです。

特にゴルフ中であれば、神経の働きがおかしくなる原因として、
電解質バランスの乱れが考えられます。

神経が正しく機能するためには、マグネシウムやカルシウムなどの、
ミネラル成分を必要とするからです。

ただ汗をかくと、汗の中にはミネラル分も含まれており、
体内に蓄えられていたマグネシウムやカルシウムも、
どんどん量が減ってしまいます。

暑い日に大量に発汗して熱中症になると、
足がつるとかひきつけ・痙攣といった症状が起きるのも、
汗によってミネラルバランスが崩れてしまい、
筋肉の異常収縮が不規則に起きるからです。

電解質バランス(ミネラルバランス)が崩れにくくなるように、
普段からの十分な栄養補給が欠かせません。


水分不足

ゴルフ中に足がつるのは大量に汗をかいて、
水分不足になることも直接的な原因となっています。

汗にはミネラル分も含まれているわけですから、
汗をかいて水分不足になるということは、
ミネラル不足も同時発生している可能性が高くなります。

また、水分が減ると血液の粘度も高くなって、
ドロドロになってしまいます。

ドロドロ血液だと体内の血の巡りも悪くなり、
筋肉に十分な酸素やミネラル分を供給しにくくなり、
足がつる症状を起こしやすくなります。

血液は上半身からいったん下半身に落ちていくものの、
血液がドロドロだと下半身に血がたまりがちになってしまい、
そのせいで、下半身を中心に体温が下がり気味になることも、
筋肉を収縮させる要因となります。

ゴルフのラウンド中には意識して、
水分補給しなければいけません。

疲労の蓄積

筋肉に過度な負荷をかけたり疲労させることで、
足がつる症状が起こりやすくなります。

実際に、しばらく運動していなくて筋力が低下していると、
足がつる症状が起きるリスクは高くなります。

また、運動前や運動後にちゃんとストレッチをしていないと、
やはり足がつる症状が起こりやすくなります。

日ごろの定期的な運動をできるだけしたほうが良いですし、
疲労に負けない体力作りも心がけたいところです。


足がつる・こむら返りが治らない原因は病気の可能性も

ゴルフ中だけじゃなくて、日常生活でも、
頻繁に足がつるようなことが起きている場合、
病気が原因の可能性もあります。

たとえば、下肢静脈瘤
足がつる・こむら返りを招く病気の一つです。

足の静脈の血管の中にある静脈弁が壊れてしまい、
血液が逆流して血管内にたまる症状です。

血管が網の目状に浮き出ていたり、
ぼこぼことこぶ状に膨らんでいるような箇所があるのが特徴です。